吉野熊野国立公園「大台ヶ原」
先週の土曜日、三重県在住の写真好きな友人に誘われ、奈良県・三重県に跨る吉野熊野国立公園「大台ヶ原」に行って来ました。
【大台ケ原 公式サイト】

▲原生林の広がる登山道

前日の晩に友人の家に前乗りし宿泊、翌日の5:00に起床し車で出発します。
途中のコンビニで昼食を購入し、9:00過ぎに駐車場に到着しました。
大台ケ原は展望地がある東大台と、原生的な森林が広がる西大台の2ツの区域がありますが、西大台は豊かな自然を保護するために事前手続が必要になるので、今回は何時でも入れる東大台を散策しました。

▲東大台見取り図(赤線が今回踏破した道)
入山口から入るとまずは笹が一面に広がる原生林が続きます。

▲入山口

▲原生林の広がる登山道

▲登山道周辺に広がる緑の絨毯のような笹
平坦な道が暫く続き、友人と適当に撮影しながら進むと、つづら折りの階段が現れます。
まだ体力も充分なので難なく登り切るとデッキと呼ばれる展望所に出ました。

▲デッキから見た景色
この右側が眺望なのですが、モヤで全く見えませんでした。
天候は晴れているのですが、視界はモヤがかかり殆ど何も見えません(^_^;)
しかし、モヤが低所から高所に急速に登り広がる様子が見て取れました。
ここから300m程歩き、大台ヶ原で最も高い標高1694mの山頂・日出ヶ岳に登ります。
展望台からは大峯連山、台高山系、熊野灘を望むことができます。

▲日出ヶ岳からの眺望
晴れた日の早朝には富士山が見える様ですが、既に昼に近い時間なので全く見えませんでした。
再びデッキに戻り順路を進みます。
ここから両側に沢山のシロヤシオが自生する緩やかな上りの木道が続き、正木峠に出ます。

▲林道沿いに群生するシロヤシオ
この辺りから雨の名所・大台ケ原と言われる様に雲がかかりモヤが一面に広がり、広大な丘陵に伊勢湾台風による倒木、立ち枯れの樹木が点在し、少し不気味な風景を醸し出しています。

▲倒木、立ち枯れの樹木が広がる正木峠

▲不気味かつ幻想的な正木峠
正木峠から下りの階段を踏破し正木ヶ原に出ますが、ついに雨が降り出したのでヤッケを装着し尾鷲辻(大回り道・駐車場への最短路の分岐)に出ます。
正木ヶ原から尾鷲辻への至る道は大きめの石が転がる殆ど整備されていない悪路(単に山道に穿たれた溝)になり、その後はこの様な悪路が最後の直線まで続きます。

▲正木峠から正木ヶ原に向かう林道
雨も降っている事ですし、尾鷲辻にある東屋で雨宿りも兼ねて昼食を摂ります。
僕はおにぎり2ッと饅頭、友人はおにぎり弁当とおにぎりです。
雨が止む事は無さそうなので、ヤッケを装着して出発です。
牛石ヶ原に到着する頃には雨が止み、一瞬日差しも差してきます。
しかし、すぐにモヤが発生し20m先も霞んで見えません。

▲モヤに霞む牛石ヶ原

▲牛石ヶ原には昭和2年に建立された 神武天皇の尊像があります。

▲牛石ヶ原から大蛇嵓の分岐ヘ行く林道
牛石ヶ原を抜け大蛇嵓(ぐら)の分岐に到着します。
ここから200m程かなりの悪路を下り大蛇嵓に到着します。
有名な絶景ですが全く整備されていない文字通り命がけです。
しかも雨が降ったり止んだりなので、岩が滑り非常に怖いです。

▲大蛇嵓
先端に人がいますが、あそこまで滑りやすい岩を這って行きます。

▲大蛇嵓先端から見た眺望
晴れた日は眼前には大峯山系のパノラマが広がるそうですが、生憎の天候でモヤが広がり殆ど見えませんでした。

▲大蛇嵓先端から見た眺望
先端の周囲には柵がありますが、滑り落ちたら終わりです(゜Д゜;)
公式サイトには『約800mの断崖絶壁の上にあり、大蛇の背に乗ったようなスリルを味わえます。』とありますが、当にその通りです。
再び悪路を分岐まで戻り、シオカラ谷に向かいます。
谷なので長大な下り坂が続くのですが、ほぼ整地されたいない道が延々と続き非常に歩きにくいです。
汗だくになりながらシオカラ谷に到着、谷の水で顔を洗い一息つきます。
水が冷たくとても気持ち良いです!!

▲シオカラ谷と吊り橋
吊り橋を渡り駐車場に向かいますが・・・
吊り橋の直後から凄まじい上り階段が続きます。
長大な山道を歩いて来たので、殆ど体力が残っていないところにこの階段はかなり厳しいです。
唯一の救いは舗装されている事です。
何とか階段を登りきりしばらく平坦な道を行くと、モヤにかすみまたも階段が見えてきます。
幻か・・・

▲2ヶ所目の地獄階段
寄って行くと実物の急峻な階段が現れました(゜Д゜;)
休み休み登り切ると今度は緩やかな階段が続き、体力を使い果たしたところで平坦な道に変わり、ようやく駐車場に出ました。

▲最後に平坦な林道を抜け生還です!
朝5:00に出発、9:00過ぎに大台ケ原に到着、17:00過ぎに帰還しました。
その後、友人の晩ご飯に付き合い、奈良の榛原から近鉄で帰宅しました。
友人との旅行(撮影旅行)はいつも疲れます(^_^;)
最後までお読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m
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【大台ケ原 公式サイト】

▲原生林の広がる登山道


前日の晩に友人の家に前乗りし宿泊、翌日の5:00に起床し車で出発します。
途中のコンビニで昼食を購入し、9:00過ぎに駐車場に到着しました。
大台ケ原は展望地がある東大台と、原生的な森林が広がる西大台の2ツの区域がありますが、西大台は豊かな自然を保護するために事前手続が必要になるので、今回は何時でも入れる東大台を散策しました。

▲東大台見取り図(赤線が今回踏破した道)
入山口から入るとまずは笹が一面に広がる原生林が続きます。

▲入山口

▲原生林の広がる登山道

▲登山道周辺に広がる緑の絨毯のような笹
平坦な道が暫く続き、友人と適当に撮影しながら進むと、つづら折りの階段が現れます。
まだ体力も充分なので難なく登り切るとデッキと呼ばれる展望所に出ました。

▲デッキから見た景色
この右側が眺望なのですが、モヤで全く見えませんでした。
天候は晴れているのですが、視界はモヤがかかり殆ど何も見えません(^_^;)
しかし、モヤが低所から高所に急速に登り広がる様子が見て取れました。
ここから300m程歩き、大台ヶ原で最も高い標高1694mの山頂・日出ヶ岳に登ります。
展望台からは大峯連山、台高山系、熊野灘を望むことができます。

▲日出ヶ岳からの眺望
晴れた日の早朝には富士山が見える様ですが、既に昼に近い時間なので全く見えませんでした。
再びデッキに戻り順路を進みます。
ここから両側に沢山のシロヤシオが自生する緩やかな上りの木道が続き、正木峠に出ます。

▲林道沿いに群生するシロヤシオ
この辺りから雨の名所・大台ケ原と言われる様に雲がかかりモヤが一面に広がり、広大な丘陵に伊勢湾台風による倒木、立ち枯れの樹木が点在し、少し不気味な風景を醸し出しています。

▲倒木、立ち枯れの樹木が広がる正木峠

▲不気味かつ幻想的な正木峠
正木峠から下りの階段を踏破し正木ヶ原に出ますが、ついに雨が降り出したのでヤッケを装着し尾鷲辻(大回り道・駐車場への最短路の分岐)に出ます。
正木ヶ原から尾鷲辻への至る道は大きめの石が転がる殆ど整備されていない悪路(単に山道に穿たれた溝)になり、その後はこの様な悪路が最後の直線まで続きます。

▲正木峠から正木ヶ原に向かう林道
雨も降っている事ですし、尾鷲辻にある東屋で雨宿りも兼ねて昼食を摂ります。
僕はおにぎり2ッと饅頭、友人はおにぎり弁当とおにぎりです。
雨が止む事は無さそうなので、ヤッケを装着して出発です。
牛石ヶ原に到着する頃には雨が止み、一瞬日差しも差してきます。
しかし、すぐにモヤが発生し20m先も霞んで見えません。

▲モヤに霞む牛石ヶ原

▲牛石ヶ原には昭和2年に建立された 神武天皇の尊像があります。

▲牛石ヶ原から大蛇嵓の分岐ヘ行く林道
牛石ヶ原を抜け大蛇嵓(ぐら)の分岐に到着します。
ここから200m程かなりの悪路を下り大蛇嵓に到着します。
有名な絶景ですが全く整備されていない文字通り命がけです。
しかも雨が降ったり止んだりなので、岩が滑り非常に怖いです。

▲大蛇嵓
先端に人がいますが、あそこまで滑りやすい岩を這って行きます。

▲大蛇嵓先端から見た眺望
晴れた日は眼前には大峯山系のパノラマが広がるそうですが、生憎の天候でモヤが広がり殆ど見えませんでした。

▲大蛇嵓先端から見た眺望
先端の周囲には柵がありますが、滑り落ちたら終わりです(゜Д゜;)
公式サイトには『約800mの断崖絶壁の上にあり、大蛇の背に乗ったようなスリルを味わえます。』とありますが、当にその通りです。
再び悪路を分岐まで戻り、シオカラ谷に向かいます。
谷なので長大な下り坂が続くのですが、ほぼ整地されたいない道が延々と続き非常に歩きにくいです。
汗だくになりながらシオカラ谷に到着、谷の水で顔を洗い一息つきます。
水が冷たくとても気持ち良いです!!

▲シオカラ谷と吊り橋
吊り橋を渡り駐車場に向かいますが・・・
吊り橋の直後から凄まじい上り階段が続きます。
長大な山道を歩いて来たので、殆ど体力が残っていないところにこの階段はかなり厳しいです。
唯一の救いは舗装されている事です。
何とか階段を登りきりしばらく平坦な道を行くと、モヤにかすみまたも階段が見えてきます。
幻か・・・

▲2ヶ所目の地獄階段
寄って行くと実物の急峻な階段が現れました(゜Д゜;)
休み休み登り切ると今度は緩やかな階段が続き、体力を使い果たしたところで平坦な道に変わり、ようやく駐車場に出ました。

▲最後に平坦な林道を抜け生還です!
朝5:00に出発、9:00過ぎに大台ケ原に到着、17:00過ぎに帰還しました。
その後、友人の晩ご飯に付き合い、奈良の榛原から近鉄で帰宅しました。
友人との旅行(撮影旅行)はいつも疲れます(^_^;)
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