当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
それ以外の記事も混在しているので、左欄「カテゴリー」からお進みください。●●文字数調整●太平洋戦争●
なお、紹介する軍跡は資料不足から漏れ・誤認等もあると思いますのでお気付きの点があれば、ご教示頂ければ幸いです。

大阪海軍軍需部 山田倉庫 出現

先日、夕食時にたまたま点けていたテレビから「万博記念公園で地下弾薬庫が発見され・・・」と言うニュースが流れました。
大阪海軍軍需部安威倉庫
▲産経新聞(関西版) 記事キャプチャ

場所はココ






G大阪新スタジアム予定地に弾薬庫跡?…調査へ 2013年2月7日12時30分


 J2・G大阪の新しい本拠地として、大阪府吹田市の万博公園内に2014年度中の完成を目指しているスタジアムの建設予定地から、第2次世界大戦中に作られた旧日本海軍の弾薬庫とみられるトンネルが見つかったことが分かった。

 今秋予定の着工を前に、地盤の掘削調査をしたところ、予定地であるG大阪練習場の2か所の地下に、大きな空洞が確認された。

 1995年に刊行された大阪国際平和研究所の文献などによると、予定地には「海軍山田地下弾薬庫」があったとされる。終戦時には総延長670メートルに及ぶ5本のトンネルに、大量の機雷や機銃弾などを貯蔵。終戦後は弾薬を処分してトンネルは埋められていた。(読売新聞

※関連記事
G大阪の新スタジアム完成遅れる? 予定地に空洞、旧海軍の弾薬庫か(2013.2.8 14:46 産経新聞)

G大阪 新スタジアムに弾薬庫…万博記念公園の旧日本軍跡か?(2013年2月8日 06:00 スポニチ)

ガンバ大阪のスタジアム予定地に弾薬庫跡か 地下に空洞(朝日新聞)

報道では一様に「海軍山田地下弾薬庫」と称していますが、正式には「大阪海軍軍需部 山田倉庫」です。

大阪海軍軍需部は大阪市東区北浜(現、中央区北浜)の野田屋ビル(現存せず)に所在し、大阪警備府の麾下で軍需品の準備、保管及供給、艦営需品、被服及び糧食の研究に関することを掌っていました。
大阪海軍軍需部は岸和田、本田、集英各倉庫を所有していましたが、昭和18(1943)年頃から三島郡山田村(現、吹田市)に地下壕を伴う山田倉庫を設営します。
山田倉庫は『大阪警備府管下施設詳細』によると木造1階建建物13棟・地下壕4本(計1,000m)がありました。
大阪万博開催時の造成で完全に埋められたと思っていましたが、急遽の造成で壕口だけ塞いで坑道はそのままだった様です。
報道によると「外側をコンクリートで固められていた」とある事から、大阪海軍軍需部の地下壕で茨木市に現存する「安威倉庫」が素掘りの木製支保工仕上げだったのに対し、コンクリートの巻立てが施されていた事からかなり強固に施工され、重要物資が貯蔵されていた事が伺われます。

停戦後に提出された『阪警管下軍需品保管目録』によると山田倉庫の保管品は「航空揮発油、水中聴側機、送信機、電信機、無線電信機、電波鑑査機」、『航空機及び武器目録』によると中口径艦砲弾、高角砲弾、機銃弾、地雷、手榴弾、爆雷、小銃弾、爆薬、信管、薬包など」が一番庫、二番庫、三號隧道、四號隧道(名称が三以降なぜ変わるのかは不明)に保管されていた様です。

以前から「あの変にあった」と言うのは分かっていたのですが、今回の発見で場所が明確になりました。
上掲の産経新聞記事にある地図には2本の隧道が記述されていますが、他の報道ではさらにその北側の名神高速誘導路地下にもあったとされるそうで、今後調査を行う様です。

北摂三地下壕(高槻の川崎疎開工場、安威倉庫、山田倉庫・・・僕が言っているだけですが)の一つで、家からも近いので是非探索したいのですが、埋蔵文化財と違い恐らく非公開、当然現説も無いまま埋められてしまうでしょう・・・
行けても入るのに5mも降りないとならず不可能に近いです。
それにしても探索してみたいものです。
関連記事



最後までお読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m
↓↓↓
宜しかったらクリックお願いします


人気ブログランキングへ

コメントの投稿

非公開コメント

戦史検定を受けよう!
当ブログは
「戦史検定」を応援します
戦史検定
カテゴリ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
カウンター
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
御英霊の鎮まる処
殉国の御英霊に
感謝の誠を捧げましょう
靖國神社
兵庫縣神戸護國神社
大阪護国神社
プロフィール

盡忠報國

Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

拙ブログを参照した際はリンクを張って頂けたら嬉しいです
(^o^)
--------------
※掲載写真・資料の
無断転載は禁止します。


●Facebookやってますので本名ご存知の方はぜひ。
目印は水木しげる先生風の自画像です(笑)

検索フォーム
リンク
地図・史資料
埼玉西武ライオンズ
埼玉西武ライオンズ
ライオンズニュース
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる