当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
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なお、紹介する軍跡は資料不足から漏れ・誤認等もあると思いますのでお気付きの点があれば、ご教示頂ければ幸いです。

武藏の動画

先日、米国の実業家により発見された武蔵(武藏)と思われる沈没船ですが、静止画に続き動画が公開されました。
武藏 昭和17(1942)年6~7月公試時に徳山沖~呉間で撮影
▲昭和17(1942)年6~7月、竣工に先立ち行われた公試運転時に徳山沖・呉間で撮影された武藏








日本語解説付き


上記動画は1分程度の動画ですが、多くの情報を提供してくれています。
以下に撮影された兵装をキャプチャして掲載します。
武藏 主弁取手 開
▲最初にツイッターで公開された2枚のうちの1枚「取手」の全体像
日本語版では「機関部周辺」と解説が付けられています。

武藏 主弁取手 開2
▲上記画像の近影
円形の取手には「主弁取手」、その上に「開」の文字があります。
当時横書きは右始まりが基本ですが、科学モノや機械モノには左始まりも多く見られます。
「弁」の字が旧字の「辯」ではありませんが、公文書でも旧字、略字の混在はあるので気にするほどではないかと。

武藏 射出機
▲呉式二號射出機五型
艦尾両舷に装備された艦載機用のいわゆるカタパルトです。
大和型は当初、航空技術廠製の最新型「一式二號射出機一一型」を搭載(水上機母艦「日進」、戦艦(十八改装後、所謂航空戦艦)「伊勢」・「日向」に搭載)予定でしたが、他の艦船同様に当射出機が搭載されました。

武藏 主砲バーベット
▲主砲支筒(バーベット)内
暗くて分かりにくいですが、大和型最大の特徴である四十五口径九四式四十糎砲(46cm砲の秘匿名称)の三連装砲塔を入れる穴です。
この画像を見ると大和同様に主砲塔は脱落している様です。
日本語版の解説では「一番砲塔」だそうです。

武藏 八九式十二糎七聯装高角砲
▲四〇口径八九式十二糎七高角砲
大和型は捷一號作戰に際し同連装高角砲を12基24門搭載予定でしたが、在庫の都合で大和のみ予定通り搭載、武藏は新造時のまま6基12門と高角砲装備予定位置には二十五粍三聯装機銃を6基18門装備して出撃しました。
当時の大和、武藏を見分ける最大の箇所です。
画像は分かりにくいですが、爆風除楯(シールド)付きの同砲が上下反転している様です。
もう少し下にカメラを振ってくれたらはっきり見えるのですが・・・
ちなみに日本語版では「はちじゅうきゅうしき」と言っていますが「はちきゅうしき」の誤りです。

武藏 右舷主錨
▲右舷主錨
我が帝國海軍の標準装備ホールス型の錨で片舷15,000kgあります。
主錨を円滑に格納するホースパイプ(錨格納穴周囲の膨らみ)、及びそのホースパイプを避ける様に取り回された舷外電路が特徴的です。
左舷側が映っていませんが、武藏は度重なる艦首への被雷による浸水で大きく艦首が沈下しており、沈没を防ぐため左舷側の主錨は投棄していたとも言われます。
もう少し回りこんで欲しい!

発見したポール・アレン氏は「戦艦武蔵は、当時の技術的頂点に立つものであり、技術者として魅了されてきました。このような戦艦の建造を成し遂げることができた技術力には深い尊敬の念を感じるばかりです。そして今回、この歴史的戦艦の再発見に参加することができ、そして再発見の場に立ち会えることができたことは大変、光栄に思っています。この発見を戦艦武蔵に乗艦し勇敢に戦った多くの将兵に捧げたいと思います」、また「武蔵の船体は慰霊の場として適切に扱われるべきであり、日本の伝統に従って、敬意をもって対応するべく、日本政府と協力していきます」との談話を発表しています。
武藏の謎を解明する事ができるかも知れない大発見を喜びながらも、日本人として、また英霊の崇敬者としてどの様な扱いを受けるのか危惧していただけに、氏の談話は我が先人に大して最大限の敬意を評してくれており、非常に嬉しいものがあります。

我が政府は今回の発見を受け「現時点で政府として関知していないが、情報収集、事実確認は行いたい」(菅義偉官房長官、5日午前)と談話を発表していますが、最低限英霊のご遺骨の収集は積極的に行い、お迎えして欲しいところです。

今後の展開に期待したいと思います。
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盡忠報國

Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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