当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
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なお、紹介する軍跡は資料不足から漏れ・誤認等もあると思いますのでお気付きの点があれば、ご教示頂ければ幸いです。

川崎重工創立120周年記念展

神戸ポートターミナルホールで10月15日(土)より開催されている、『川崎重工創立120周年記念展』に行って来ました。
三式戦闘機





当記念展は何と言っても国内に遺る唯一の三式戦闘機「飛燕」(6117號機:二型試作17號機)が主な展示品になるため、それ以外の展示はほぼありません。
三式戦闘機 (2)

展示の三式戦は各務原陸軍飛行場(岐阜県)に隣接した川崎航空機工業㈱岐阜工場において製作され陸軍に納入、陸軍航空審査部飛行実験部所属として、多摩陸軍飛行場にありましたが、大東亜戦争停戦に伴い米軍により接収、米軍横田基地において展示されます。
川崎航空機工業㈱岐阜工場本館
▲川崎航空機工業㈱岐阜工場本館(岐阜県各務原市)

昭和28(1953)年、我が国に返還され、(財)日本航空協会に譲渡、各地の催しに展示されますが、機体の破損、部品の欠損、盗難が相次いだため、米軍によりそれらしく修復された後、空自・岐阜基地での保管を経て、昭和61(1986)年から知覧特攻平和会館で展示されていました。
平成27(2015)年8月、当機材が製造された川崎重工業㈱岐阜工場(旧川崎航空機工業㈱岐阜工場)において修復が開始され、平成28(2016)年10月15日、ポートターミナルホールにて公開(11月2日まで)された後、12月よりかがみがはら航空宇宙科学博物館にて展示される予定です。

まずは入口付近に川崎重工業㈱の簡単な略史(造船業として最高峰の技術が要求され、且つその高度な技術を証明する戦艦、空母の建造が全く掲載されていないのは残念です)が紹介されています。

続いて角を曲がると中央に三式戦闘機が展示されており、最初に「飛燕とは」がパネルと映像で、三式戦最大の特徴である液冷エンジン、及び故障が多発した事等の簡単な説明がされており、余り戦闘機に詳しく無い方でも理解できる様になっています。

続いて「飛燕6117号機 修復の考え方」で今回の修復の解説がされます。

さらに、機材の周辺には今回の修復に当たり特に実物が滅失していた箇所の復元課程が1計器盤、2水・滑油冷却器、3発動機覆上部、4風防ガラス・アクリル交換、5過給器として解説されており、より理解を深めることが出来ます。

三式戦闘機 (4)

三式戦闘機 (3)

三式戦闘機 (5)

三式戦闘機

三式戦闘機 (6)

三式戦闘機 (2)

計器盤(実物・復元)
▲当時の物に加え収集家から、オークションで入手した物を
  組み合わせて復元された計器盤

ハ一四〇
▲ハ一四〇

最後に三式戦とは関係ありませんが、川崎航空機工業㈱が開発したジェットエンジンの解説があり、また液冷エンジンの過給器がバイクに生かされている事が解説かれ、現代に至る様子がまとめてあります。

展示内容は「技術としての三式戦」に完全特化しているため三式戦の開発、特徴、そして困難な修復作業など技術面は要点良くまとまっていますが、三式戦の運用、戦史が殆ど何も解説されておらず、戦史に疎い方には三式戦が実際に他の陸海軍戦闘機に比べどこが優れ何が劣っていたか、実戦でどの様な活躍をし、また陸軍の評価がどうだったのかは分からないのは残念でした。
特に復元工程で五式戦を調査した事が触れられていますが、五式戦が何なのかは殆ど触れられていませんでした。
搭乗席の模型
▲復元?された搭乗席
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盡忠報國

Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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