当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
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最強武将伝 三国演義 第26話「赤壁・勝敗決す」

今回は黄蓋の偽降船団が曹操軍の船団に突入する場面から、敗走する曹操の退路を関羽が塞ぐところ(『演義』第49回途中~第50回途中)です。






黄蓋投降に喜ぶ曹操は、東南の風が吹いていることに気付いた参謀程の注意も聞かず、大喜びであった。
そこへ、黄蓋が船に乗って近づいてきた。
その船隊を見た程は色を失う。
黄蓋が投降する気がないことを船隊から見て取ったのだ。

曹操も慌て始めるが、既に後の祭りであった。
黄蓋の船隊は火を放ち、巨大な曹操の連結軍船は火の海となった。
逃げ惑う兵士に混じり、曹操も狼狽した。
張遼が曹操を助け起こし、必死に活路を見出そうとする。
そうして命からがら陸へと辿り着くが、呉軍の追手、伏兵が追い詰める。
そこへ、徐晃一隊が助けに入り曹操は張遼に守られ長江を後にした。

赤壁の闘いに曹操は完敗したのであった。
曹操は明らかに落胆を隠せない。
しかし、呉軍の追手を振り切ると安堵し、辺りを見回して大笑する。
そこの地形は曹操軍に明らかに不利であった。
にもかかわらず伏兵を置かない周瑜を嘲笑したのだ。
すると突如大声が聞こえてくる。
趙雲が一隊を率いて現れ、攻めて来たのだ。
驚いた曹操は一目散に逃げ出した。

一晩中逃げ回った曹操軍は疲れきっている。
そこで、ある村で休憩することにした。
すると間もなく、後方から許楮と李典が参謀たちを連れて合流してきた。
喜んだ曹操は、まともや突然大笑し始めた。
数時間前には諸葛亮の伏兵趙雲に肝を冷やしたが、この村の地形も曹操軍に不利なのだが、ここに伏兵を置かない周瑜、諸葛亮を嘲笑したのだ。
その大笑を張飛の大声がかき消した。
諸葛亮はここにも伏兵を置いていたのだ。
諸将が張飛を止めている間、曹操は慌てふためき逃げ出した。

張飛も何とか逃げ切ると、2本の分かれ道が現れた。
片方の狭く険しい道には煙が昇っている。
伏兵がいるらしい。
しかし曹操はそれが諸葛亮の罠であると見て取った。
そして敢えて狭く険しい道を選んで進みだした。
しばらく進むと、少し開けた空き地があった。
そこで曹操は大笑する。張遼は悪い予兆とばかりに諫める。
曹操はここに伏兵を置かれたら、自軍は全滅であったという。
今度は涙まで流して大笑いしていた。
その時、砲声が鳴り響く。
色を失った曹操の前に、赤兎馬にまたがり、青龍偃月刀を持った関羽が、微笑を浮かべ立ちはだかる。
登場人物
曹操
程
張遼
徐晃
許褚
文聘

黄蓋
甘寧
凌統

関羽
張飛
趙雲


>曹操も慌て始めるが、既に後の祭りであった。
黄蓋の船団を制止しようとした曹操軍の武将が黄蓋に射殺されます。
以前に出てきた毛玠に見えましたが・・・『演義』ではこの武将は文聘です。
しかも、肩に矢が当たり倒れるだけで、戦死していません。

>張遼が曹操を助け起こし、必死に活路を見出そうとする。
アニメでは張遼に射落とされた黄蓋を甘寧が助けます。
『演義』では韓当が助けますが、韓当はアニメ未登場なので甘寧を代役としていました。

>そうして命からがら陸へと辿り着くが、呉軍の追手、伏兵が追い詰める。
アニメでは水上戦は黄蓋の突撃以外は、ほぼ全省略されていましたが、呉軍は西から韓当、蒋欽、東から周泰、陳武、正面は周瑜、程普、徐盛、丁奉の水軍が突撃します。
ちなみに甘寧は前回も述べたように寝返ったと見せかけて蔡中に案内させて曹操陣中に潜伏しています。

『演義』では上記の水軍の他に陸上部隊として甘寧の他に呂蒙、潘璋、董襲が火をつけて廻ります。
ほとんどの呉将を省略しているため、甘寧が縦横に活躍すると言うかなり苦しい配置です。
また、甘寧のセリフに「徐盛と丁奉は諸葛亮の暗殺に向かい不在・・・」とありましたが、前回に帰陣し周瑜に暗殺が失敗したことを報告していました。
整合性が取れておらず苦しい言い訳です。

アニメでは曹操と張遼の2人で逃げていましたが、『演義』では直後に文聘を助けた毛玠が追いつきます。
4人と数十騎の兵で敗走するなか呂蒙と遭遇、張遼が防ぎます。
さらにアニメで描かれた凌統が現れ、徐晃が助けに来ます。

敗走する曹操は続いて陸上に布陣していた馬延と張と合流、『演義』ではここで甘寧が現れ、馬延と張が討取られます。

次に陸遜と太史慈と遭遇した曹操は進路を変更、追いついた張郃と合流しアニメで描かれた烏林の西に出ます。
アニメで敗走する曹操に付き従ったのは張遼、徐晃のみ、追撃する呉軍は甘寧と凌統のみでした。

>しかし、呉軍の追手を振り切ると安堵し、辺りを見回して大笑する。
>趙雲が一隊を率いて現れ、攻めて来たのだ。
あらすじでは「一隊を率いて」となっていましたがアニメでは趙雲は1騎だけでした

『演義』では当然一隊を率いており、張郃と徐晃が趙雲の部隊を防ぎます。
アニメでは張郃が省略されていたので張遼が代役でした。

>そこで、ある村で休憩することにした。
アニメでは「廃墟のように人が居ない村で一息」と言う感じでしたが、『演義』では支那人得意の「村を襲撃して略奪」を行います。

>すると間もなく、後方から許楮と李典が参謀たちを連れて合流してきた。
程が重篤でしたが、『演義』にはそのような記述はありません。

にしても、曹操が半笑いで手招きしたり、「火」という言葉に過剰に怯えたりと、情けない醜態を晒していました

>その大笑を張飛の大声がかき消した。
趙雲に続き張飛も単騎で登場でした
アニメでは許褚が張飛を防いでいましたが、『演義』では張遼、徐晃が加勢しています。

>そして敢えて狭く険しい道を選んで進みだした。
アニメでは華容道を進む曹操の行く手に「曹操の墓」と書かれた墓標が現れます。
「諸葛亮の囮」とのことでしたが『演義』には出てこない話です。
『演義』以外の三国志に記述があるのでしょうか?

道中で悪路に出くわした曹操は疲弊した兵を駆り立てて道を造成させ、遅れる者は容赦なく斬り殺します。
これまた支那人特有の味方でも容赦なく殺す残虐な性格を表すと同時に、曹操の冷酷さを表す場面ですが省略されていました。

曹操陣営、呉陣営ともに武将をかなり省略したので、登場した各武将が1人で何役もこなすと言うかなり無理な配役でした。
ところどころ整合性が取れず、おかしい場面はありましたが、終わってみると特に違和感なく上手くまとまっていました。
ヘタに原作通り多数の武将を登場させてゴチャゴチャするよりも、適度に省略させて分かりやすさを重視した上手い脚本だったと思います。

今回放送分で最近の三国志ブームを創りだした映画「レッドクリフ」1・2で描かれたのと同じ場面が終了しました。
アニメは多少の省略はあるもののほぼ原作の『三国志演義』通りの展開だったので、いかに映画『レッドクリフ』がハチャメチャな脚本だったかが分かると思います。
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盡忠報國

Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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