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当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
それ以外の記事も混在しているので、左欄「カテゴリー」からお進みください。●●文字数調整●太平洋戦争●
なお、紹介する軍跡は資料不足から漏れ・誤認等もあると思いますのでお気付きの点があれば、ご教示頂ければ幸いです。

天地人 第37回「家康への挑戦状」

今回は慶長5(1600)年3月の上杉家による神指城普請から同慶長5(1600)年7月の小山評定、家康の西進までの話でした。





景勝が対家康戦の拠点として神指城の築城を開始しました。
CGでも出て来ましたが、現存する絵図、遺構と同様の廻郭式の縄張りで、完成していれば本丸は総石垣造りで若松城を凌ぐ巨大な城になる予定でした。
ただ、郭が本丸と二の丸の2つしか無いので、防御力はどうだったのでしょうか?
予定通り築城されると、さらに三の丸、総構え等の郭もできたのでしょうか?

家康に対決姿勢を露わにする上杉家ですが、両者の間に入って和平に奔走する藤田信吉の存在が完全に消されていました。
最終的に家康に対し「上杉家に叛心あり」と告げ、家康の会津征伐を決定的なものにした事から奸臣や佞臣と言われていますが、実際は上杉家中が兼続を中心に反家康に傾く中、必死に和平の道を探った悲運の武将です。
結果的に居所を失って出奔、前述の行動を取るわけですが、上杉景虎の側近としての遠山康光のような存在で登場させても面白かったのではないでしょうか?

直江状ですが、兼続が実際に書いた物か疑問がもたれ、後世の偽作とも言われています。
ただ、家康に対し「直江状」ではないものの、史料から何らかの「書状」は送られていたことは明らかなようです。
個人的には「直江状」は有ったとするほうが、兼続の人物を表すうえで面白いと思います。
ドラマのように諸大名に何通も送られていたかは甚だ疑問ですが・・・

大谷吉継が「一応」出て来ました。
三成と兼続の架空の親交を前面に押し出してしまったが故に、申し訳程度の出演でした。
本来なら三成と吉継の友情が超有名なだけに、話が取って付けた感が否めません。
完全架空の初音など登場させずに、吉継を初音の代役(かなり無理はありますが)として脚本を書いておく方が良かったのではないでしょうか?

さらに有名な吉継の言葉、「三成には人望が無いので、総大将には毛利輝元か宇喜多秀家を据えて、三成は陰に徹しろ」という助言を兼続に言わしてしまっていたので、ドラマでは「なぜ三成が総大将でないのだ?」などと言っていました。
吉継は名将ながら、知名度が低く、三成との友情、関ヶ原の活躍で武将としての名前が最も輝くだけに、この扱いは残念です。

関ヶ原の合戦において、西軍が「秀頼を奉じた」となっていました。
これは完全な捏造、創作であり、度肝抜かれました!!
秀頼を奉じることに成功していれば西軍は完全に勝つことができましたし、大坂城を押さえながらこれができなかったから西軍は勝てませんでした。
関ヶ原の戦いは「豊臣政権内部における家臣同士の争い」とされました。

秀頼を奉じた西軍に対し、家康に与した豊臣恩顧の武将が戦いを仕掛ける訳がありません。
いわば、家康は逆臣となり、豊臣恩顧の武将は士気が低下、離反が相次ぎます。
下手すると、家康陣中にいる武将に寝首を掻かれる可能性が大いにあります。
こうなると、景勝の固執する「義」によって反転する家康を追撃しないという論理は完全に破綻し、逆臣を討伐しない景勝もまた逆臣となります。

さらに逆臣となった家康にまんまと泣き落とされた福島正則は超ド級のバカで最大の不忠者です。

今までも度々歴史の改ざんは見られましたが、そう大局に影響のあるものはありませんでした。
しかし、今回の話は当時の情勢や武士の生き方を完全に無視するもので許しがたいものです。
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プロフィール

盡忠報國

Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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