当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
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大阪城天守閣 特別展「秀吉への挑戦」

今日は昼から外回りに行くフリをして大阪城天守閣で開催されている特別展「秀吉への挑戦」に行ってきました






秀吉はの挑戦
当特別展は信長横死後、秀吉が天下を統一していく過程において秀吉に抵抗・対抗した武将に焦点を当てています。

展示は大きな合戦ごとに章(高松城水攻め、山崎の合戦、賤ヶ岳の合戦、小牧・長久手の合戦、四国征伐、九州征伐、小田原征伐)で区切られており、1つの展示で5~10点ほどの史料(肖像画、書状、遺品など)と解説で構成されています。

各章とも簡潔かつ非常によくまとまっており、初心者にも比較的分かりやすい展示内容でした。

展示されている肖像画や木造は、戦国~織豊期までの歴史好きなら本などで一度は見たことあるモノが展示されており、実際に間近で見ると感動もひとしお、良い機会だと思います

肖像画や木造は全てお馴染みの物で、解説を伏せられてもスラスラ名前が出てくるものばかりでしたが、1点だけ足守藩木下家(豊臣秀吉の正室・高台院の兄の家系)に伝わる小早川隆景像の説明に初見の説が書かれていました。
その説明には小早川隆景の養子になった秀秋(関ヶ原の寝返りで有名)の子に関する記述です。
一般的には秀秋は関ヶ原直後の慶長7(1602)年に早世、無嗣断絶となります。
が、この説明によると秀秋没時にまだ側室の胎内にいた子(秀行)が、のちに木下勝俊の6男として育てられ、長じて足守藩木下家の家老となり本姓である土肥を称した。と・・・
秀秋に子がいてる説がある事すら知りませんでした・・・嫌いな武将の1人やからどうでも良いのですが・・・

今回の展示で僕が最も収穫だと思ったのは、長宗我部ファンなら皆さんご存知の「長宗我部元親所用十二間筋兜」「長宗我部信親筆の鷺の絵」「香宗我部親泰所用の陣羽織」「親泰所用の甲冑」「元親書状」が見れたことです
惜しくも有名な「元親画像」は期間展示のため見れませんでしたが、以前に高知県立民族博物館で見たので良しとしましょう

これだけでも600円も払ったカイがあったってもんだ!

なかなか見ごたえのある特別展でしたが問題が1ッありました。
それはなぜか時系列通りに並んでいないことです
戦国~織豊期の中級以上の方で秀吉の天下統一過程が細かい年月日は別として、ある程度頭に入っている方なら問題ないのですが、秀吉が「光秀を倒して天下を統一した。という漠然とした事しか知らず、柴田勝家って誰?北条氏直?知らんわ?」といった初級者には恐らくワケが分からん並びだったと思います。

順路は九州征伐→四国征伐→高松城水攻め→山崎の合戦→小牧・長久手の合戦→賤ヶ岳の合戦→小田原征伐と並んでいます。

・・・この文章を書いてて分かった!!
九州→関東に順番に並んでいるようです
何でや!?

歴史というのは順番が大事ですし、ましてや巨大化していく豊臣政権と秀吉の戦術も時とともに変化して行ったにも拘わらず、なぜ時系列を無視したのでしょう?

もう一つ解せないのが特別展が「撮影禁止」になっている事です。
僕も学芸員の資格を持っているので「フラッシュが史料を痛める」と言った基本的な事はわかるのですが、最近の技術の進歩でそれも昔ほどではありません。
確かに混雑時に長時間史料の前でカメラを撮り続けたり、バシャバシャとフラッシュを炊いては周りの人に迷惑がかかるのは分かります。
土日の混雑時ならともかく、平日のガラガラの時でも撮影禁止は意味が分かりません。
「フラッシュ禁止」だけで良いと思うのですが・・・
百歩譲って特別展の史料は著作権がどうの、史料が痛むからと言うのなら分かるのですが、全く関係ない大坂城の模型まで撮影禁止なのは意味不明です。

穿った見方をすれば、このような特別展示は売店でかならず「図録」を売っています。
この図録、結構高価(1,000~2,000円)なのですが、これを売りつけるために撮影禁止にしているのではないでしょうか?

大坂城は各地の他の城郭系資料館と比べ入場料も高く、城内の売店の土産も高価、甲冑の試着体験ですら金を取る仕組み(岡山城はタダ)になっており、何かさもしいというか・・・

と、最後は不満を書きましたが、特別展は良かったです

※天守閣という言い方は近代以降の名称なので本来は使いたくないのですが、天守内の資料館の固有名詞が「大阪城天守閣」なので敢えて使用します。
同様に正式には「大坂城」ですが「大阪城」と表記しました。
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Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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