FC2ブログ

当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
それ以外の記事も混在しているので、左欄「カテゴリー」からお進みください。●●文字数調整●太平洋戦争●
なお、紹介する軍跡は資料不足から漏れ・誤認等もあると思いますのでお気付きの点があれば、ご教示頂ければ幸いです。

最強武将伝 三国演義 第42話「猛獣部隊」

今回は蜀漢軍と孟獲軍が西洱河を挟んで対陣するところから、猛獣部隊を率いる木鹿大王が戦死するところ(『演義』第89回~第90回途中)です。





孟獲は僚族の兵を借り受け、10万以上の軍隊を編成した。
孟獲の挑戦を受けた諸葛亮は西洱河の北岸に土の城を構え、竹の橋を門とし河を塹壕とした。
孟獲軍の血気盛んな様子を見て取った諸葛亮は、堅く守り相手の士気が下がるのを待った。
次第にだらけてきた孟獲軍を見て、諸葛亮は城門の竹橋を河に流し、撤退を命じた。

蜀軍の撤退を見て取った孟獲軍は追撃するため直ちに橋を架ける準備に取り掛かった。
しかし、諸葛亮は撤退したのではなく、川下に回り、先に流した竹橋を使い西河を渡り、孟獲軍の背後を急襲した。
10万の兵は散々に打ちのめされ孟獲は4度目の生け捕りとなった。
そして例によって、次に捕まったら心から降伏することを誓い、釈放された。

次に孟獲は銀冶洞に住む楊鋒を頼った。
銀冶洞まで来た孟獲は入り口を守る衛兵隊隊長の小蛮姑に楊鋒への取次ぎを頼んだ。
奥へ行き戻ってきた小蛮姑が、楊鋒は孟獲に会う気がないが、代わりにある人物を会わせるという。
その人物とは諸葛亮である。
孟獲が驚いた瞬間、小蛮姑が攻撃してきた。
そして敢え無く捕まってしまった。
諸葛亮の前に引き出された孟獲はまだ納得がいかない。
諸葛亮と力比べがしたいという。
諸葛亮はまた釈放してやった。

孟獲が次に頼ったのは、猛獣使いの木鹿大王である。
諸葛亮も猛獣には勝てまいと踏んだのだ。 
戦場には象や虎、豹や狼が並ぶ。
蜀軍の先鋒は趙雲と魏延であったが、さすがにどう戦ったらよいかわからぬ。
兵も混乱する中、退却を余儀なくされた。
報告を聞いた諸葛亮はかねてから猛獣使いの話を聞いており、秘策を用意しているという。

翌日、諸葛亮が戦場に現れた。
それと見た孟獲軍は諸葛亮目指して猛獣を突進させた。
すると蜀軍の間から奇怪な巨獣が現れた。
これこそ諸葛亮が兵に命じ作らせた手押しの人造巨獣であった。
口から火を吹く巨獣を前に孟獲軍の猛獣は恐れをなして逃げ出し、蜀軍の突撃によって孟獲軍は敗北する。

ただ一騎、山間に逃げ込んだ孟獲は、蜀軍将軍・張嶷に捕らえられそうになった。
そこへ、一筋の飛刀が走り、張嶷の左肩に命中した。
再三参戦を請うていた孟獲の妻・祝融夫人が助けに入ったのだ。
祝融夫人は飛刀の名手であった。
祝融夫人の参戦により、孟獲は窮地に一生を得たのであった。
<登場人物>
諸葛亮
趙雲
魏延
馬岱
張嶷
馬忠


孟獲
孟優
祝融
木鹿大王


今回もまた消化した回は『演義』の1回半でしたが、大幅な省略と改変がありました。

>孟獲の挑戦を受けた諸葛亮は西洱河の北岸に土の城を構え、竹の橋を門とし河を塹壕とした。
>そして例によって、次に捕まったら心から降伏することを誓い、釈放された。
諸葛亮対孟獲の4戦目はおおむね『演義』通りの展開でした。

>次に孟獲は銀冶洞に住む楊鋒を頼った。
アニメではいきなり楊鋒の話が出てきました。
『演義』では禿龍洞の朶思大王に加勢を求めます。
朶思大王は禿龍洞に至る道筋にある3ッの毒泉を天然の要害として待ち受けます。
諸葛亮以下蜀漢軍は毒泉に苦しめられるも、前漢の名将・馬援の霊験、万安隠者こと孟節(孟獲の兄)の助けを借りて毒泉を踏破、禿龍洞に迫ります。

>銀冶洞まで来た孟獲は入り口を守る衛兵隊隊長の小蛮姑に楊鋒への取次ぎを頼んだ。
孟獲は孟優の進言で楊鋒の元に援軍要請に向かっていましたが、『演義』では毒泉突破に焦った孟獲の元に楊鋒が5人の息子とともに加勢にやって来ます(孟獲の要請ではない)。

あらすじには『演義』にも登場しない日本語には無い「小蛮姑」とありますが、番組テロップでは「異民族の娘」となっていました。
「小蛮姑」を日本語に訳すと「蛮族の娘」程度の訳なので、このあらすじは元々北京語の原文があるのかも知れません。

アニメでは「女性だけの軍隊」と言っていましたが、『演義』では単に「剣舞の上手い女ども」となっており、特に部隊とは言っていません。

>孟獲が驚いた瞬間、小蛮姑が攻撃してきた。
>そして敢え無く捕まってしまった。
孟獲一行を捕えるのは「女」では無く、『演義』では剣舞が行われる酒宴中に既に諸葛亮に寝返っている楊鋒の指示で孟獲、孟優、朶思大王が楊鋒の息子たちによって捕らえられます。

>孟獲が次に頼ったのは、猛獣使いの木鹿大王である。
アニメでは孟獲が思いついたように木鹿大王への加勢を発案していましたが、『演義』では祝融の弟の帯来が進言します。

>戦場には象や虎、豹や狼が並ぶ。
>蜀軍の先鋒は趙雲と魏延であったが、さすがにどう戦ったらよいかわからぬ。
またもやいきなり木鹿大王との戦いが始まりました。

『演義』では釈放された孟獲等は本拠地の銀坑洞に後退、銀坑洞を防御する三江城に朶思大王を入れ防御を固めます。
諸葛亮は三江城を攻略、朶思大王は戦死、焦った孟獲に祝融が出撃を申し出ます。
ここで初めて祝融が登場します。

祝融は飛刀で張嶷、続いて助けに来た馬忠を捕らえるも、続いて戦った趙雲、魏延、馬岱の連携に敗れ捕らえられます。
人質交換でそれぞれ自軍に戻ったところで木鹿大王の到着となります。
木鹿大王との戦いは『演義』通りでしたが、アニメではなぜか話が前後していました。

アニメでは孟獲、銀坑洞に戻る→木鹿大王出撃→趙雲、魏延敗走→諸葛亮の木獣→木鹿大王敗死→孟獲逃走→祝融登場の順でしたが、『演義』では銀坑洞に戻る→朶思大王敗死→祝融登場→木鹿大王出撃→趙雲、魏延敗走→諸葛亮の木獣→木鹿大王敗死→孟獲逃走の順です。

『演義』では惨敗続きの孟獲軍にあって局地的とは言え唯一の勝利であり、紅一点の祝融の鮮烈な登場場面でもあり南蛮征伐での見所の1ツなのですが、アニメでは散々出撃を控えさせられて、結局オマケ程度の反撃という小さい扱いでした。
関連記事



最後までお読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m
↓↓↓
宜しかったらクリックお願いします


人気ブログランキングへ

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリ
検索フォーム
正定事件の真実
戦史検定を受けよう!
当ブログは
「戦史検定」を応援します
戦史検定
カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
御英霊の鎮まる処
殉国の御英霊に
感謝の誠を捧げましょう
靖國神社
兵庫縣神戸護國神社
大阪護国神社
プロフィール

盡忠報國

Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

拙ブログを参照した際はリンクを張って頂けたら嬉しいです
(^o^)
--------------
※掲載写真・資料の
無断転載は禁止します。

リンク
最新コメント
埼玉西武ライオンズ
埼玉西武ライオンズ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる