当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
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最強武将伝 三国演義 第46話「空蝉の城」

今回は街亭で馬謖が大敗するところから、馬謖が処刑されるところ(『演義』第95回途中~第96回途中)です。






自軍を取り巻く魏の軍勢に必死の突撃を繰り返すが、山頂へと押し戻される馬謖であった。
王平が救援に入るが張郃がそれを遮る。
水の補給路も断たれ、山に放火された馬謖軍は混乱に陥った。
そこで司馬懿は馬謖の血路をわざと開き、救援に来るであろう魏延を討ち取ろうとしたが、王平が救援に入り、魏延は無事脱出した。
しかし、こうして街亭は魏軍に奪われてしまった。

続いて列柳城も奪われたことを知った諸葛亮は、食料を移動させるため、わずかな兵力で西城に向かった。
この動きを読んでいた司馬懿は15万の兵を率いて西城攻撃へとかかる。
文官が慌てざわめく中、諸葛亮は平然として城門を開けさせた。
そして、1 人城壁の上に座り、琴を弾き始めたのだ。
この様子を見た司馬懿は訝しげに思い、攻め入るのを躊躇った。
諸葛亮の計略で、開かれた城門の中には伏兵がいると思い込んだ司馬懿は兵を撤退させてしまった。
やがて諸葛亮は漢中へ撤退することとなった。

箕谷道に待機していた趙雲は、追撃してきた大将軍曹真率いる魏軍をただ一騎で食い止め、悠々と漢中に撤退していった。

漢中本営で諸葛亮は縛り上げられた馬謖と対面した。
そして軍法に準じるため、泣いて馬謖を切ったのであった。
諸葛亮はこの後、丞相の職を辞職したが、劉禅から右将軍丞相代行の職を受け、依然として軍隊の総指揮権を任されることになる。
登場人物
諸葛亮
馬謖
魏延
王平
高翔
関興
張苞
楊儀
蒋琬
費禕

劉禅

司馬懿
司馬師
司馬昭
張郃
蘇顒


今回は有名な街亭の戦い、空城の計、馬謖処刑が描かれていました。
原題でも「空城計」 とされている題名が邦題では「空蝉の城」と文学的に改題されていました。
空城の計=諸葛亮と言うくらい有名な説話で、「空城の計」は慣用句としても使用される有名な言葉です。
改題する必要があったか甚だ疑問です。

>自軍を取り巻く魏の軍勢に必死の突撃を繰り返すが、山頂へと押し戻される馬謖であった。
王平の諫言を入れず山上に陣取った馬謖の惨状は『演義』通りでした。
突撃を渋る軍勢を叱咤する馬謖が馬上の味方(部将)を2名斬っていましたが、『演義』でも2名(無名)が斬られています。
時折見せる「細かい部分が異常に忠実」な描写でした。

>続いて列柳城も奪われたことを知った諸葛亮は、食料を移動させるため、わずかな兵力で西城に向かった。
アニメでは分かりにくかったですが、馬謖の救援に駆けつけた魏延が逆に包囲され、王平が救援に入り、列柳城に向かう道中で高翔により列柳城が落城したことを聞き陽平関に向かっていました。

『演義』では馬謖敗走後、魏延が街亭を一度奪還するも司馬懿に包囲され、すんでのところで王平が救援に入り撤退します。その後、街亭の救援に来た高翔とともに魏延が夜襲をかけるも、司馬懿に見破られ列柳城に撤退しますが、すでに城は郭淮に包囲されており、郭淮にも敗れた魏延、王平、高翔は陽平関に向かいます。
多少の省略はありましたが、大意は変わりませんでした。

前々回の姜維を投稿する件から登場している諸葛亮の傍らに居る白髪の文官が、楊儀であることが初めて明かされました。
小者の印象がある楊儀ですが、少し感じが違いました。

>文官が慌てざわめく中、諸葛亮は平然として城門を開けさせた。
空城の計の件は『演義』通りでした。

>箕谷道に待機していた趙雲は、追撃してきた大将軍曹真率いる魏軍をただ一騎で食い止め、悠々と漢中に撤退していった。
趙雲がただの一騎で曹真(実際は配下の郭淮の将・蘇顒)勢を防いでいましたが、『演義』では「一手」となっています。
趙雲に一合で討取られたのは、先鋒の蘇顒です。

>漢中本営で諸葛亮は縛り上げられた馬謖と対面した。
有名な「泣いて馬謖を斬る」の故事の元になった逸話です。

馬謖処刑の件は『演義』通りでした。
劉禅の使者として蒋琬が登場しましたが、なぜか武官風に描かれていました。

この「泣いて馬謖を斬る」の故事ですが、『演義』と『正史』では描かれ方が異なります。
『演義』では劉備の遺言を聞かなかった諸葛亮が自らの不明を嘆いて落涙しますが、『正史』では軍律順守の為に馬謖を処刑、馬謖を思って落涙した、となっています。

故事成語は『正史』に即したものとなっています。
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盡忠報國

Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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