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最強武将伝 三国演義 第47話「諸葛亮対司馬懿」

今回は司馬懿が陳倉の守備に郝昭を抜擢するところから、王双が魏延に討取られるところ(『演義』第96回途中~第98回途中)です。





魏国皇帝曹叡と司馬懿が蜀への防備を議論しているところへ、曹休から呉の将軍・周魴の投降を記した密書が届いた。
司馬懿は周魴の陰謀だと知りつつ、曹休を陥れるため曹叡へ周魴の投降が本物であると信じ込ませ、援軍を送らせた。
呉軍は陸遜を大都督とし、周魴が内応すると信じている曹休を向かいうち、魏軍を壊滅させた。

その頃蜀では、趙雲が病死した。
落胆を隠し切れない諸葛亮であったが、曹休の敗北を知り、第2次北伐を決意した。

これに対し魏では、曹真が自ら名乗り出て防衛に当たることとなった。
司馬懿は曹真が敗北することを悟っていたが、曹叡へ助言をしなかった。

攻めかけてみるもなかなか勝てない諸葛亮は、姜維の策を容れ策略を用いた。
姜維が蜀を裏切ると見せかけ、曹真を陥れた。
これで形成が逆転した。

蜀軍有利と知るや、曹叡は司馬懿に助言を求めた。
司馬懿は蜀軍の兵糧不足を指摘し、食料が底をつくのを待つように進言し、曹叡はその作戦を曹真に伝えた。
しかし司馬懿は、曹真がこの作戦を守らないことを悟っていたが、またも曹叡に助言しなかった。

司馬懿の読み通り作戦を無視し、討って出た曹真は、諸葛亮の前に完敗した。
そして、諸葛亮は食糧不足を慮り、漢中へ兵を退いたのであった。
<登場人物>
諸葛亮
趙雲
趙統?趙広?
魏延
姜維
関興
張苞
楊儀
馬岱
張嶷
王平
廖化
謝雄
龔起


曹叡
曹真
郭淮

張郃
費耀
孫礼
王双

曹休
賈逵
司馬懿
司馬師
司馬昭

孫権
陸遜

今回は司馬懿の「あくどさ」が非常に目立った回でした。
曹操もそうでしたが、このアニメでは悪役を徹底的に悪く描く傾向が見られます。
ちなみに『演義』では司馬懿のこのような曹休、曹真に対する悪辣な描写は一切無く、司馬懿が野望を表すのが曹叡、諸葛亮没後の曹爽との確執(『演義』第106回)からです。

また魏延の諸葛亮に対する不満が描かれ始めましたが、こちらも『演義』では第100回の陳式との会話からです。

>魏国皇帝曹叡と司馬懿が蜀への防備を議論しているところへ、曹休から呉の将軍・周魴の投降を記した密書が届いた。
>司馬懿は周魴の陰謀だと知りつつ、曹休を陥れるため曹叡へ周魴の投降が本物であると信じ込ませ、援軍を送らせた。
周魴の偽降と曹休の呉侵攻(石亭の戦い)が描かれていました。
アニメでは司馬懿がかつて自分を罷免させた曹休を陥れるために、周魴の偽降を見破りながら呉侵攻を行わせたように描かれていましたが、『演義』にはそのような描写は一切ありません。
『演義』では司馬懿も周魴の投降を計略とは見抜けず、好機到来とばかり率先して出陣、周魴の計略を見破ったのはアニメでは「その他大勢」的に描かれていた賈逵です。

>呉軍は陸遜を大都督とし、周魴が内応すると信じている曹休を向かいうち、魏軍を壊滅させた。
石亭の戦いはアッサリ描かれていました。
簡単に解説すると周魴の偽降を信じた曹休が侵攻を開始、呉では顧雍が陸遜を推薦します。
陸遜は全と朱桓を従え徐盛を先鋒に出撃、石亭に伏兵を置いて曹休を撃破します。
曹休は賈逵の援軍により何とか撤退します。
司馬懿は曹休の敗報を聞き、諸葛亮に備えるべく撤退します。

>落胆を隠し切れない諸葛亮であったが、曹休の敗北を知り、第2次北伐を決意した。
出陣にあたり諸葛亮は劉禅に『後出師の表』を奏上します。
アニメでは『出師の表』は描かれていましたが、『後出師の表』は全省略でした。
『後出師の表』は後世の偽作と言われているので、省略されたのでしょうか?

>これに対し魏では、曹真が自ら名乗り出て防衛に当たることとなった。
>司馬懿は曹真が敗北することを悟っていたが、曹叡へ助言をしなかった。
司馬懿が曹休に続き曹真も陥れていました。
こちらも『演義』には一切無い描写です。

>攻めかけてみるもなかなか勝てない諸葛亮は、姜維の策を容れ策略を用いた。
陳倉城攻防戦です。
アニメではアッサリ描かれていましたが、『演義』ではあらゆる攻城兵器、戦法が出て来て、郝昭の名将ぶりと合わせて結構面白い場面です。
諸葛亮はまず郝昭と知り合いの靳詳を使わせ降伏を説くも郝昭は拒否します。
諸葛亮は雲梯を用いて攻撃を開始、郝昭は火矢で応戦、続いて衝車を出せば郝昭は石を落として破壊、堀を埋めて城壁を越えさせてみれば、場内に堀を掘られ失敗します。

アニメでは陳倉攻撃後に魏延が陳倉を迂回する策を提案、諸葛亮に叱責され反発していました。
『演義』では諸葛亮が自ら陳倉攻めの指揮を執る前です。

また、陳倉の援軍に現れた王双に対しアニメでは反発した魏延は無視していましたが、『演義』では名乗りを挙げるも諸葛亮に「先鋒に何かあっては」という理由で却下されます。

無名の武将が2名王双に討たれましたが、謝雄と龔起です。

>姜維が蜀を裏切ると見せかけ、曹真を陥れた。
曹真と費耀が姜維の計略にかかる件は蜀の武将がかなり省略されていましたが、ほぼ『演義』通りでした。

>司馬懿は蜀軍の兵糧不足を指摘し、食料が底をつくのを待つように進言し、曹叡はその作戦を曹真に伝えた。
この策は『演義』通りですが、
>しかし司馬懿は、曹真がこの作戦を守らないことを悟っていたが、またも曹叡に助言しなかった。
このような記述は『演義』にありません。

曹真が出撃したのは郭淮との会話で「司馬懿に手柄を奪われるのを焦った」ためです。

>そして、諸葛亮は食糧不足を慮り、漢中へ兵を退いたのであった。
撤退中に王双が魏延に斬られました。
アニメでは撤退する魏延を追って王双が出撃、砦から火が上がったのを見た王双が撤退、逆に追撃してきた魏延に王双が斬られていました。
『演義』では砦から火が上がったのを見た王双が撤退、砦近くに伏せていた魏延に引換してきた王双が斬られます。
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盡忠報國

Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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