当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
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映画 『聯合艦隊司令長官 山本五十六』

東映配給の映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』が撮影終了し、今年の12月23日に公開されます。

>>『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 公式サイト

>>シネママガジン






山本五十六大将と言えば何と言っても三船敏郎さん(東宝『連合艦隊司令長官 山本五十六』)、山村聡さん(東宝『連合艦隊』、20世紀F『トラ・トラ・トラ』)と決まっていたのですが、今回の映画では役所広司さんが演じます。
役所さんは平成17年公開の架空戦記映画『ローレライ』で主役の絹見少佐を好演、同じ東宝配給という事で今回の大役への抜擢となったのでしょうか?
同じく同映画に出演の柳葉敏郎さんも井上成美大将役で出演しています。

『ローレライ』は映画館に見に行きましたが、映画自体は架空と言うより空想に近く兵器面・所作などのリアリティーは?の付く描写が多かったものの、役所さんがなかなかカッコ良く、しびれました。

山本大将は聯合艦隊司令長官として開戦劈頭のハワイ海戦(真珠湾攻撃)から、ミッドウェー海戦、い號作戰を立案したことから一般的には「戦術家」のように思われがちです。
用兵家としては常に先を見通し、国力を冷静に分析し短期決戦・早期和平を目指した優れた作戦を立案(投機的・複雑緻密過ぎとの指摘もありますが)するなどしますが、大将の構想と裏腹に戦線は拡大し長期化していくのは周知の通りです。

しかし、実際の大将の真価は海上よりも寧ろ陸上、軍令部にあって軍政を行う事に優れていたと言えます。
早期から海軍航空の重要性を認識し育成、現在も語り継がれる優れた教育観、米英を敵にするような三国同盟に徹底して反対、開戦に至れば強力なリーダーシップを発揮するなど大局を見通す大人物でした。
また、人情に厚い事でも知られています。
一部には山本五十六愚将論があるようですが、たいていは現在の価値観、結果論から重箱の隅をつつく様な粗探しであり、批判ありきの論のように思います。

さて、映画ですが過去の三船作品では大将を語る上で外せない対米英戦の回避、開戦決定後の作戦立案・実行を中心に主に後者を重点に描いており東映らしい「戦争映画」でしたが、東宝は題名も同じ映画でどう差別化したのか興味深いところです。
三船作品での戦闘場面はミニチュアによる「特撮」でしたが、今作では現在のCG技術による真珠湾、ミッドウェー、そしてブイン上空での最期とどの様な映像になるか楽しみです。

紹介記事では「役所広司さん演じる山本五十六に相対する存在として、新聞というメディアを使い、世論を戦争へと煽る、憎き主幹役を熱演」や「玉木宏さんが演じるのは、東京日報の若き新聞記者、真藤利一。口数こそ少ないが、周りの意見や状況を冷静に捉え、真実を追究し、世論を代弁する正義の記者を熱演」とあるので、戦闘シーンよりは対英米戦回避に尽力する姿に重点を置いているのかも知れません。
また、現在では軍に戦争責任を被せ、素知らぬ顔の大手マスコミによる民衆扇動を描いている点も画期的と言えます。
この事はキャストに三船作品には無く、現在でも余り知られていない「海軍の至宝」と言われた堀悌吉中将や、山本大将とともに三国同盟に反対した米内光政大将、井上成美大将、さらに新聞記者などが主要な登場人物になっている事から推測できます。

玉木宏さんが演じる真藤利一・・・作家の半藤一利を仮託した配役でしょうか?
半藤一利は大東亜戰争開戦の責任を居るはずも無い日本側に求めたり、ノモンハン事件のソ連側最新史料を黙殺したり、最近突然出てきた海軍面子論(海軍が面子を守るため北進思考の陸軍を制し南進を推進)など意味不明の旗振りをしているなどかなり偏った人物です。
反日的な戦争観で有名なNHKの番組に良く出ているのが何よりの証左です。
半藤の著作に『山本五十六』(平成19年 平凡社)があるので、これを原作にしたのでしょうか?
ただ、反日とも言える半藤ですが山本大将に対しては肯定的ですので、大丈夫と思うのですが・・・

キャストですが、メインの方々は実在の人物と見た目が若干離れています(笑)
見た目で合格なのは黒島亀人大佐(椎名桔平)、南雲忠一中将(中原丈雄)、宇垣纏中将(中村育二)くらいでしょうか?
山口多聞少将(阿部寛)に至っては全く違います・・・
見た目より内面を重視したのでしょうか?
<キャスト>
山本五十六・・・役所広司

永野修身・・・伊武雅刀
米内光政・・・柄本明
堀悌吉・・・坂東三津五郎
井上成美・・・柳葉敏郎
南雲忠一・・・中原丈雄
宇垣纏・・・中村育二
山口多聞・・・阿部寛
黒島亀人・・・椎名桔平
三宅義勇・・・吉田栄作(三和義勇大佐を仮託)
牧野幸一・・・五十嵐隼士

真藤利一・・・玉木宏
宗像景清・・・香川照之
谷口志津・・・瀬戸朝香
神埼芳江・・・田中麗奈
加藤・・・柳浩太郎
佐伯・・・碓井将大
山本禮子・・・原田美枝子
高橋嘉寿子・・・宮本信子

他・・・益岡徹
・・・・袴田吉彦
・・・・渡辺邦斗

軍人のみですが、比較表を造ってみました。
左側がキャスト、右側が実際の写真です。山本大将のみ過去の三船、山村両氏を並べてみました。
聯合艦隊司令長官 山本五十六
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Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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