当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
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なお、紹介する軍跡は資料不足から漏れ・誤認等もあると思いますのでお気付きの点があれば、ご教示頂ければ幸いです。

『旧帝国陸軍部隊一覧表』

『旧帝国陸軍部隊一覧表』という、なかなか凄い本があります。

旧帝国陸軍部隊一覧表
大内那翁逸 編(国会図書館 サイト)








以前から知ってはいたのですが、かなりの希少本で市場にはほぼ出回っていません。
元々、編者の大内氏の自費出版のようで、巻末にも「研究会会員向けに頒布」と記されているように、一部の研究者のみにしか配布されていないようです。
当然非売品なので、店頭では入手できません。
僕も何年か探していましたが結局入手できず、ほぼ諦めていました。
しかし、やはり諦めきれずコピーで入手することにしました。
最寄りの図書館に国会図書館から取り寄せ、国会図書館の本は自分でコピーできないため最寄りの図書館にコピーを依頼します。
総ページ数が487頁(軍令付特設版)、必要個所が著作権内(1冊の半分)の225頁、コピー枚数113枚を依頼しました。
司書の方には本当に申し訳なく思います(;^_^A


この本ですが何が凄いかと言うと、題名の通り我が帝國陸軍の部隊の一覧なのですが、全ての部隊(航空部隊除く)の「兵團文字符」「通称番號(最終)」「編成年月日」「補充担任部隊所在地」「補充部隊通称番號」「復帰・復員年月日」「停戦時所在地」がほぼ網羅されています。

我が陸軍の部隊は昭和12(1937)年9月1日『動員部隊の称呼名に関する件』制定により、外地の部隊を指揮官の姓を冠して「田中部隊」などと呼称するようになります。
しかし、指揮官が更迭、戦死などする度に部隊名称が変更されるため、昭和15(1940)年9月10日『昭和十六年度陸軍動員計画令 細則』により各作戦部隊に「兵團文字符」、その隷下部隊に「通称番號」を制定します。

例えば、我が大阪の第四師團を見ると
「兵團文字符」・・・淀
「通称番號(最終)」・・・四〇六六
「編成年月日」・・・昭和18年9月22日(最終の編成改正日)
「補充担任部隊所在地」・・・大阪
「補充部隊通称番號」・・・大阪師管區司令部
「復帰・復員年月日」・・・未記入
「停戦時所在地」・・・タイ・ランバーン北方

第四師團司令部・・・淀四〇五〇
歩兵第八聯隊・・・淀四〇七二
歩兵第三十七聯隊・・・淀四〇七三
歩兵第六十一聯隊・・・淀四〇七四
捜索第四聯隊・・・淀四〇七五
野砲兵第四聯隊・・・淀四〇七七
工兵第四聯隊・・・淀四〇七九
輜重兵第四聯隊・・・淀四〇八一
師團通信隊・・・淀四〇八〇
師團兵器勤務隊・・・淀四〇八三
師團衛生隊・・・淀四〇八四
第一野戰病院・・・淀四〇九一
第四野戰病院・・・淀四〇九四
師團防疫給水部・・・淀四〇九六

と表記されています。

この本に続編の『旧帝国陸軍航空部隊要覧』を合わせれば、陸軍全部隊の詳細が把握できます。
ただし、航空部隊編も地上部隊編と同様に希少本であり、入手困難です。
航空部隊に関しては平成5年4月に陸軍航空碑奉賛会が発行した『陸軍航空の鎮魂 総集編』に一覧表があり、かつこちらは略歴も掲載されています。
こちらの方は古本でも出回っているので、比較的入手可能です。

帝國陸軍を調べる上での基礎資料となる本なので、入手可能であれば是非手元に置いておいても損は無いと思います。
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ほぉ~[e:282]

こんな資料があったのですね(^O^) じっくり目を通してみたいものです。歩兵連隊だけとかならたまに雑誌別冊や豪華本で出たりしてましたが。全部隊網羅とは 資料が残ってるものなんですねぇ へえ×10です(^O^) しかし 淀四☆♭〆●とかの 番号の根拠は なにかあるんでしょうねぇ(?_?)(^w^)

こんにちは

確かに通称号は歩兵、特科聯隊は比較的入手しやすい資料本で知る事ができますが、後方の支援部隊などは殆ど資料が無いですからね。
兵團文字符(淀・国、菊など)は師團所在地の特性が出ており納得しますが、通称番号は陸相から各部隊に○○○○番~▲▲▲▲を使用するように指達されるものの、何番を使うかは特に法則性が無いようです。
そのため各師團の師團司令部が1000のようにキリの良い数字になっていませんね。
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大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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