当ブログは主に「帝國陸海軍関連の軍跡(遺構・戦跡・石碑など)」・「英霊顕彰施設」を紹介していますが、
それ以外の記事も混在しているので、左欄「カテゴリー」からお進みください。●●文字数調整●太平洋戦争●
なお、紹介する軍跡は資料不足から漏れ・誤認等もあると思いますのでお気付きの点があれば、ご教示頂ければ幸いです。

熊本旅行 2日目

10月12日・13日・14日の3日間行って来た熊本旅行の2日目です。
七糎野砲(熊本陸軍遺構)
▲七糎野砲(陸上自衛隊 北熊本駐屯地)







2日目は7:00に起床、ホテルで朝食を食べ、8:30にチェックアウトし、ツアーで予約したレンタカーを借りに駅前に戻ります。

レンタカーを借り最初の目的地、陸上自衛隊・北熊本駐屯地に向かいます。
今回見学した陸軍遺構も後日まとめて紹介したいと思います。

陸上自衛隊・北熊本駐屯地  【公式サイト】

年中無休、9:00~17:00、事前連絡不要、入場無料

北熊本駐屯地は大東亜戰争停戦まで「熊本陸軍幼年學校(清水薹)」(昭和14年から)がありました。
戦後、米軍に接収され「キャンプ・ウッド」となり、昭和31(1956)年10月、米軍から返還され12月、北熊本駐屯地が開設されました。
敷地は米軍駐留時に西側・東側に拡張され、現在陸自中3番目の広大な敷地を有しています。

駐屯地には第8師団司令部、第42普通科連隊、第8特科連隊、第8高射特科大隊、第8後方支援連隊、第8音楽隊、第392会計隊、第319基地通信中隊、第135地区警務隊本部、北熊本駐屯地業務隊が駐屯、日夜我が国の平和を護って下さってます。
第8師団司令部(熊本陸軍遺構)
▲第8師団司令部の所在する北熊本駐屯地

訪問した日も多くの車両が出入りし、対支那の前線である駐屯地の厳しさを垣間見る事が出来ました。

まずは広報の方に駐屯地内に点在する熊本陸軍幼年學校時代の遺構を御案内していただき、資料館である「防衛館」を見学します。
熊本陸軍幼年學校 正門門柱(「防衛館」入口に移設、金具等は無い)(熊本陸軍遺構)
▲熊本陸軍幼年學校 正門門柱(「防衛館」入口に移設)

九四式三十七粍砲(熊本陸軍遺構)
▲九四式三十七粍砲

陸軍関連(熊本陸軍遺構)
▲「防衛館」内の陸軍関連展示

熊幼 関連(熊本陸軍遺構)
▲「防衛館」内の熊幼関連展示

自衛隊 (2)(熊本陸軍遺構)
▲「防衛館」内の自衛隊関連展示
 今までの海外派遣、災害派遣などに対する賞状・感謝状です。

自衛隊(熊本陸軍遺構)
▲かつての自衛隊主力銃「64式7.62mm小銃」

自衛隊 (3)(熊本陸軍遺構)
▲東日本大震災における第8師団の活躍
 「ありがとう、自衛隊!」

自衛隊 (4)(熊本陸軍遺構)
▲東日本大震災における第8師団の活躍
 「ごくろうさまです!」

こちらの防衛館は古代から現在に至るまでの熊本の軍事面が詳細に解説されています。
特に明治維新以降の陸軍の史料は膨大で、かつ幼年學校の史料は別室を設けて詳述されています。

今まで数々の自衛隊資料館を見学させて頂きましたが、北熊本は質・量ともに間違いなく上位に入る資料館です。

この後の予定もあったので2時間程で駐屯地を後にしましたが、1日中時間をかけてじっくり見学したい資料館でした。

お忙しい中かなり無理を効いて頂き御案内して頂いた2名の広報の方、駐屯地の方、ありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。


陸上自衛隊・健軍駐屯地  096-368-5111

2週間前までに事前連絡のうえ日程調整、入場無料

昼からは引き続き陸上自衛隊・健軍駐屯地の見学をさせて頂きました。
移動途中に点在する陸軍遺構を見学、13:00に駐屯地に入ります。
陸軍健軍飛行場 掩体壕 南上から(熊本陸軍遺構)
▲陸軍健軍飛行場跡に残る土製の無蓋掩体壕
 市街地で無蓋掩体壕が残っているのは奇跡と言えます。
 所有者の方が「史跡」として管理されているようで、その旨を記す看板が建っていました。
 
健軍駐屯地は帝國陸軍に興味のある方なら御存じ、昭和20(1945)年5月24日、米軍制圧下にあった沖縄の飛行場に向け出撃した義烈空挺隊ゆかりの駐屯地です。
健軍駐屯地は義烈空挺隊が出撃した健軍飛行場を擁した三菱重工・熊本航空機製作所の一部に昭和29(1954)年11月に発足、現在は九州・沖縄の防衛を担当する西部方面総監部が所在し、支那・南鮮の侵略に備え日夜我が国の平和を護って下さっています。

資料館は決して大きい物では無く史料も多くはありませんが、パネルを多用し健軍駐屯地の歴史、熊本航空機製作所の歴史が分かり易く解説されています。
特に義烈空挺隊の史料としてショーケースの横に置かれた2冊の写真ファイルは圧巻です。
この2冊だけで義烈空挺隊顕彰館ができる程の情報量がありました。
義烈空挺隊(熊本陸軍遺構)
▲義烈空挺隊奥山隊の写真

震災関連 (2)(熊本陸軍遺構)
▲原発災害で着用した防護服
 かなり薄手の生地で「大丈夫か?」と言うような物です。

震災関連(熊本陸軍遺構)
▲東日本大震災における西部方面隊の活躍

資料館見学後は駐屯地北側にある義烈空挺隊之碑を参拝、熊本航空機製作所時代の遺構である工場建屋を見学し駐屯地を後にしました。
義烈空挺隊之碑(熊本陸軍遺構)
▲義烈空挺隊之碑

熊本航空機製作所  建屋 南東から (2) パノラマ写真(熊本陸軍遺構)
▲三菱重工 熊本航空機製作所  建屋
 先日、「京都發動機製作所」を紹介しましたが、熊本は重爆(四式)の機体を制作していただけあり、高さが京都の2倍ほどあります。

お忙しい中、駐屯地内を自転車で走り回って御案内していただいた広報の方、駐屯地の方、ありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。


軍跡探索

駐屯地をはしごした後は市内に点在する「精強熊本師團」と言われた陸軍第六師團隷下部隊の跡地を探索します。

熊本は師團隷下部隊の歩兵・特科聯隊5ッ(歩兵第十三聯隊、騎兵第六聯隊、野砲兵第六聯隊、工兵第六聯隊、輜重兵第六聯隊)が勢揃いのため、時間の関係でいつもの兵営周囲の周回はできませんでした。
しかも学校が多く、下校時間に重なると言う最悪の状況で撮影に時間がかかってしまいました。

詳細は後日紹介します。
歩兵第十三聯隊 営門門柱 北から(熊本陸軍遺構)
▲歩兵第十三聯隊 営門門柱(産業道路沿い)

歩兵第十三聯隊 酒保 北東から (2) パノラマ写真(熊本陸軍遺構)
▲歩兵第十三聯隊 酒保(熊本学園大学内)

野砲六 タ営門門柱(移設)(熊本陸軍遺構)
▲野砲兵第六聯隊 営門門柱(白川中学に移設)

騎兵第六聯隊跡・馬魂碑(熊本陸軍遺構)
▲騎兵第六聯隊跡・馬魂碑(開新高校内)

工兵第六聯隊 至誠 碑(熊本陸軍遺構)
▲工兵第六聯隊 「至誠」碑(熊本警察学校内)


蘇山郷(宿泊) 【公式サイト】

宿泊は翌日の阿蘇周辺観光に備え阿蘇市に移動しました。

到着が予定より1時間近く遅れてしまいましたが食事の時間をずらしてくれ、先に入浴することができました。
この日の熊本は前日に続き25℃を超える暑さで、しかも遺構探索で汗だくになっていたので助かりました。
蘇山郷 露天風呂(熊本旅行)
▲貸し切り露天風呂

従業員が殆ど男性(女性は翌日の朝に1名見ただけ)という珍しい旅館でしたが、非常に丁寧で心配りの効いた方ばかりで気持ち良かったです。

食事も豪華で一つ一つの料理が凝っており、脂身が少ないのに柔らかい赤牛の溶岩焼き、松茸の土瓶蒸し、サワラの干し草焼きは絶品でした。
蘇山郷 夕食(熊本旅行)
▲夕食

蘇山郷 夕食 (2)(熊本旅行)
▲赤牛の溶岩焼き

建物がやや古いので廊下や部屋の扉はかなりくたびれており昭和の香りがしますが、手洗い・洗面所などは改装されており個人的には気になるほどではありませんでした。

明日は雲海を見に行くため5時起きですので、10時頃に就寝しました。
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No Title

私の実家は第8師団から自転車で15分くらいです。
幼稚園の頃に体験入隊したっきりですが、中にそんな素晴らしい資料館があるとは知りませんでした。
北熊に勤務する隊員はいつでも見れていいですね。
64式は航空ではまだまだ現役の主力ですね。

Re: No Title

菊陽さん、こんにちは。

ご実家は第8師団のお近くですか!
北熊本の資料館は近年改装され、平日であればどなたでも正門で手続きするだけで見学できるようになったようです。
今度、帰省された際にお訪ねになられたら如何でしょうか?
陸軍が好きな方であれば1日中見学できますよ。
私なら1日あっても足りないですが・・・

あの膨大な史料は必見の価値ありです!
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Author:盡忠報國
大阪在住、遂に40代になってしまった男児です。

 明治開国以降、幾多の国難に立ち向かった先人達。
 光輝ある精強・帝國陸海軍が各地に築いた国防・軍事施設、そして祖国の弥栄を願い悠久の大義に生きた殉国の英霊の志に触れるべく訪問した顕彰・慰霊施設を紹介するとともに、戦後歪められた先人達、国軍・軍人の名誉を回復する事を目指し記述しています。

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